コレアに350億円は「最も危険を伴う」 “No1”遊撃手との大型契約に米警鐘
アストロズFAコレアの去就に米ブリーチャーレポートが注目「最も危険を伴うFA」
米スポーツメディア「ブリーチャー・レポート」は「去就が決まっていない最も危険を伴うFA」と特集記事を掲載。アストロズからFAとなっているカルロス・コレア内野手に注目している。
27歳のコレアは通算133本塁打、781安打を記録している遊撃手。2017年のワールドシリーズ制覇、昨季までアストロズの5年連続ポストシーズン進出を支えてきた。同メディアは2015年から2021年までに記録したWAR34.1は遊撃手部門でメジャートップであることを伝えている。
今季はゴールドグラブ賞も受賞。球界を代表する遊撃手となったが、その一方で懸念されるのが故障歴だ。2019年は肋骨骨折や背中の痛みなどで76試合出場にとどまった。同メディアは「年齢の割に故障歴が目立っている。ESPNのバスター・オルニーによると、コレアの腰の状態は特に懸念材料だとしている」と伝えた。
レンジャーズ入りしたシーガーら有力遊撃手がFA市場に揃う中でもトップの評価を受け、その額は3億ドル(約350億円)とも予想されている。ブリーチャー・レポートは「3億ドルの契約を結ぶ選手は誰であろうと期待に見合う活躍をするという大きな任務を背負うことになる」「コレアに3億ドルの契約をオファーする球団は、幸運を祈りながら実行に移すことになるだろう」と、超大型契約に潜む危険性を伝えている。
(Full-Count編集部)