侍U-23メンバーを独自選出 エース山本由伸に次ぐ先発陣は“朗希世代”か?
救援は最優秀中継ぎの堀、東京五輪代表の平良ら
2021年のプロ野球MVPはセ・リーグがヤクルトの21歳村上宗隆、パ・リーグがオリックスの23歳山本由伸と若い力が輝いた。ここでは溢れる才能に注目。Full-Count編集部が独自に侍ジャパン「U-23日本代表」の24人をNPB選手の中から選出した。
タレント揃いの投手陣は10人を選んだ。沢村賞右腕・山本由伸のエース格は揺るがなそうだが、プロ3年目を迎えた佐々木朗希(ロッテ)、宮城大弥(オリックス)、奥川恭伸(ヤクルト)も先発を任せたい逸材。一方で佐々木朗はリリーフとして剛速球で打者をねじ伏せる姿にも期待が膨らむ。
ほかにも戸郷翔征(巨人)は豊富な経験を持ち、昨季新人ながら9勝を挙げた早川隆久(楽天)も貴重な左腕として重宝されるだろう。また救援では昨季最優秀中継ぎに輝いた堀瑞輝(日本ハム)、東京五輪代表の平良海馬(西武)らの名前が挙がる。
捕手は坂倉将吾(広島)が一歩リードしているだろう。昨季132試合出場で打率リーグ2位の.315と飛躍。先発は53試合だったが、着実にチームの柱に成長している。また榮枝裕貴(阪神)は1年目だった昨年の1軍出場こそなかったが、ウエスタン・リーグで47試合に出場し打率.257。高いポテンシャルを持つ山瀬慎之助(巨人)とともに、期待したい存在だ。
内野手は一塁に牧秀悟(DeNA)、遊撃に紅林弘太郎(オリックス)、三塁に村上宗隆の並びだろうか。牧は二塁、村上は一塁での起用も考えられる。黒川史陽(楽天)、林晃汰(広島)ら楽しみな名前が多い。
外野手は佐藤輝明(阪神)、藤原恭大(ロッテ)は確実か。昨季負傷離脱した若林楽人(西武)は万全なら大きな戦力となり得る。佐藤輝は三塁での起用も考えられ、幅も広がるだろう。
トップチームの戦いももちろん楽しみだが、若い世代の成長はチームの、日本のレベルを押し上げるはず。U-23世代の活躍も見逃せない。