13歳で152メートル弾のレッドソックス怪物スラッガー 非凡な才能見せたプロ1年目
ブレイズ・ジョーダンは2020年ドラフト3巡目でレッドソックス入り
13歳の時に152メートル弾を放ったブレイズ・ジョーダンは、2020年ドラフト3巡目(全体89位)でレッドソックス入り。プロ1年目(2020年は新型コロナウイルスの影響でマイナーリーグは中止)から非凡な才能を示し、将来を嘱望されMLB公式の「2021年レッドソックスの球団内有望株ランキング」で9位に入る存在だ。
2021年のルーキーリーグでは、19試合で打率.362、4本塁打19打点、出塁率.408、長打率.667、OPS1.075。昇格した1Aでは、9試合出場で36打数9安打、打率.250、出塁率.289、長打率.444、OPS.734と全体的に数字は落ちたものの、2本塁打するなど自慢のパワーをアピールした。
地元紙「ボストン・グローブ」は「18歳のブレイズ・ジョーダンがフロリダ・コンプレックス・リーグ(ルーキーリーグ)で見せた活躍は驚異的だった」と絶賛し、米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」は「40本塁打できる素質があると球団(レッドソックス)は信じている」と紹介した。
MLB公式はメジャー昇格予定を2024年とし、「20」から「80」までの数値によるスカウティングレポートの評価(メジャー平均は50に相当)では打撃「45」、パワー「60」、走力「40」、肩「50」、守備力「45」、総合評価「50」となった。
13歳で500フィート(152メートル)を越える本塁打を2本放っていたことに触れ「ジョーダンの価値の主な部分は、素晴らしいバットスピードと力強さが生み出す人並外れたパワーにある」と絶賛。一方で、空振りの多さは懸念材料とした。
ジョーダンは昨季、減量やスピード強化、三塁での守備力向上のために懸命に努力を重ねたが「(ジョーダンが守る三塁と一塁の)守備位置に関係なく、彼が持つ価値のほとんどは打撃によるもので、マット・ホリデーやマーク・トランボが比較対象になっている」と今後の展望を語った。
(Full-Count編集部)