鷹ドラ1・風間、合同自主トレ初日から存在感発揮「自分の球は怖いと言われた」
将来のエース候補「1年目でしっかりと体を作って早く1軍で投げられるように」
ソフトバンクの新人合同自主トレが10日、「HAWKSベースボールパーク筑後」でスタートした。ドラフト1位の風間球打は、同級生のドラフト3位・木村大成とキャッチボールをするなど、終始明るい表情で練習を行った。
晴天のタマホームスタジアム筑後に集合したルーキーたちは、この日から本格的にプロとしてのスタートを切り、2月1日のキャンプインに向けてしっかりと体を作っていく。
ドラフト1位で入団した風間は、8日にファーム施設内の選手寮に入寮。すでに個別に室内練習場で汗を流していたが、同期選手との合同トレーニングに改めて「すごく楽しかった」と語った。
自主トレ初日は社会人出身の同4位・野村勇内野手がキャプテン役としてルーキーを引っ張ったが「明日からは負けないように自分も声を出して引っ張っていきたい」と“ドラ1”としての自覚もしっかりと芽生えた。
「ホークスカラーの黄色に自分が好きな青の紐をつけた」という新調のグラブを使用して行ったキャッチボールでは「球のキレと回転を意識した」という。キャッチボール相手の木村から「自分の球は怖いと言われたので少し抑えて投げていましたが、体が温まってからは強めに投げました。伸びがエグいと言われました」と笑顔を見せた。
29日まで続く合同自主トレでは「一番いい結果で終われるよう、しっかりと体を作りたい。運動神経はいい方なので、どんな練習にもついていけるというところをアピールしたい」と意気込む。将来のエースとして期待される右腕は「1年目でしっかりと体を作って早く1軍で投げられるように。そういう気持ちを持っていれば2軍でも結果が残せると思う」と、すでに2022年シーズンに思いを馳せていた。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)