スアレスら元NPB戦士が多数、MLB132発のプイグら大物も… 今季のKBO外国人選手

キウムに加入したヤシエル・プイグ(左)とサムスンと契約したアルバート・スアレス【写真:Getty Images、荒川祐史】
キウムに加入したヤシエル・プイグ(左)とサムスンと契約したアルバート・スアレス【写真:Getty Images、荒川祐史】

31歳のプイグはMLB通算861試合出場、834安打をマークした

 日本のプロ野球12球団は2022年シーズンに向けて戦力補強を着々と進めているが、韓国プロ野球KBOリーグも同様で外国人選手はほぼ決まったようだ。米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」はKBO10球団に今季所属する外国人選手を紹介。その中には日本でもおなじみの選手や、メジャーリーグで活躍した大物選手もいる。

 キウム・ヒーローズに加入したプイグは31歳で、2019年までドジャース、レッズ、インディアンスでプレー。通算861試合出場、834安打、132本塁打をマークした。一方で度々問題行動を起こしており、“暴れ馬”と称される。SSGランダース入りしたイバン・ノバ投手はメジャー通算90勝の右腕。ロッテ・ジャイアンツと契約したDJ・ピーターズ外野手は昨年、ドジャースとレンジャーズで計13アーチを放った。他にもハンファのマイク・トークマン外野手は2019年にヤンキースで13本塁打、LGのリオ・ルイス内野手は2019年にオリオールズで12本塁打を記録している。

 元NPB戦士も多い。昨季オリックスで6試合に登板したグレン・スパークマン投手はキウム入り。ヤクルトに3年間在籍し、昨季5勝を挙げたアルバート・スアレス投手はサムスン・ライオンズと契約。2019年にヤクルトで一緒にプレーしたデービッド・ブキャナン投手や元広島のホセ・ピレラ外野手と同僚になる。昨季広島でプレーしたケビン・クロン内野手はSSGと契約した。9日には2020年に西武でプレーした左腕、ショーン・ノリン投手の起亜入りが発表された。

 KBOの外国人枠は3人。外国人選手の契約金上限は総額100万ドル(約1億1600万円)で、初めてKBOでプレーする選手は1年契約しか結べないルールになっている。斗山ベアーズで正式に締結されていない契約が1つ残されているが、他の29枠は決定している。

【一覧】今季KBOでプレーする外国人選手 プイグらメジャーで実績を残した選手も多い

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