“ナックル姫”の功績に改めて光 MLB公式が「球界のバリアを壊した女性」に選出
吉田えりは独立リーグ神戸9クルーズでプレー後、渡米した
ヤンキース傘下1Aでレイチェル・バルコベックさんが監督に就任する。マイナー初の女性監督が誕生したことで、MLB公式が「球界のバリアを壊した女性」を特集。“ナックル姫”こと吉田えりの名前も挙がった。
バルコベックさんの功績を紹介したMLB公式は「MLB、球界における女性の開拓者は彼女が初めてではない。このスポーツの歴史において、女性たちは球界のバリアを打ち破る素晴らしいことをしてきた」として“開拓者”となった女性を紹介した。
「ナックルボーラーであるヨシダは日本の独立リーグ球団である神戸9クルーズでプレーした。その後(わずか18歳で)渡米し、2010~2012年の間にゴールデン・ベースボール・リーグのチコ・アウトローズとノース・アメリカン・リーグのナー・コア・イカイカ・マウイで21試合プロの試合に登板した」
男性と同一リーグでプレーする国内初の女子プロ野球選手となった吉田えりは「ナックル姫」の愛称で親しまれ、女子選手としての道を切り拓いてきた。現在はエイジェック女子硬式野球チームで選手兼任コーチを務めている。
また松井秀喜氏、野茂英雄氏らのメジャー移籍にも尽力したジーン・アフターマンさん(代理人、エグゼクティブ)の名前も。2002年にヤンキースのGM補佐に就任。同職ではMLB3人目の女性であり、20年経った今もヤンキースのエグゼクティブ(幹部)を務めている。
ほかには、豪州リーグABLで初めてプレーした女性ジェネビーブ・ビーコム、MLB初の女性GMキム・アングさんらの名前も挙げられ、改めて功績が称えらえた。
(Full-Count編集部)