ナショナルズに“ソト兄弟”誕生へ フアンの弟、豪打の16歳と「契約の意向」と米報道
エリアン・ソトは兄と同じ左打者、三塁と外野をこなすという
ナショナルズで活躍する若きスーパースター、フアン・ソト外野手の実弟で16歳のエリアン・ソトが、ナショナルズと契約する意向であると米メディア「Audacy」が報じた。ブルージェイズのブラディミール・ゲレーロJr.内野手に、兄の15歳当時よりも「速い打球を打つ」と評されるエリアンはメッツとの契約が有力視されていたが、兄の存在が「最終決断の要因だった」と伝えている。
「Audacy」によると、地元局「106.7 The Fan」のバイロン・カー氏が自身のツイッターでこの情報を伝えた。MLBネットワークのジョン・ヘイマン氏もこの事実を確認したという。エリアンは母国のドミニカ共和国でプレーしており、兄と同じ左打者。守備は外野と三塁をこなすそうだ。
米紙「ニューヨーク・ポスト」のケン・ダビドフ記者によると、スカウトはエリアンのパワーを激賞している。また、昨季のア・リーグ本塁打王のゲレーロJr.も「彼は15歳の頃のフアン・ソトより速い打球を打っている」と話しているという。
エリアンは先週、全身メッツの練習着や道具を身に着けてインスタグラムの動画に現れ、「ポスト」紙はエリアンがメッツと契約する意向であると伝えていた。それが一転、ナショナルズと契約する見込みとなった理由を、米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のブリット・ジローリ記者は「フアン・ソトが最終決断の要因だった」としている。エリアンは10日(日本時間11日)に16歳になったばかりで、来年1月まで正式契約はできない。