BC茨城の155キロ右腕がドジャースと契約 本人も驚き「何を言っているのかと」

会見に臨んだBC茨城・松田康甫【写真:川村虎大】
会見に臨んだBC茨城・松田康甫【写真:川村虎大】

松田康甫投手は金沢高、拓大を経て、昨季からBC茨城に所属

 ルートインBCリーグの茨城アストロプラネッツは17日、松田康甫投手がドジャースとマイナー契約を結んだことを発表した。同日、記者会見が行われ、松田は「世界一の野球選手になることが目標」と語った。

 身長193センチ、体重93キロ、最速155キロを誇る大型右腕の松田。石川・金沢高から拓大に進学し、昨季からBC茨城でプレーする。昨年7月にトミー・ジョン手術を受けた影響により、昨季の登板はわずかに3試合のみに終わっていた。

 それでも、昨年4月16日に行われた巨人3軍との試合では、松井義弥内野手、加藤廉内野手、増田陸内野手から3者連続三振を奪う好投。これがドジャースのスカウティングディレクターの目に留まり、契約までこぎつけた。

 小学生のころからメジャーに憧れを持っていたが、現実味を帯びてきたのは昨年6月ごろ。色川冬馬GMから電話で突然「ドジャースに行かないか」と言われた。「『この人何言っているのかな……』って思いました。今でも特に実感はないです」と話した。現在はリハビリ中の松田。「まずは怪我を治して、160キロを投げたい」と意気込んだ。異色の契約を勝ち取った大型右腕が、海を渡ってアメリカンドリームを掴む。

【実際の動画を見る】193センチの長身から放たれる剛速球…ドジャースと契約した松田康甫の実際の投球

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