198センチ106キロの“原石” 「海外アマチュアFA」No.1投手は最速156キロの17歳
ドミニカ共和国出身のハーリン・スサナはパドレスと契約
今年の海外アマチュアFAのナンバーワン投手とされているのが、17歳のハーリン・スサナだ。MLB公式は、身長6フィート6インチ(約198センチ)、体重235ポンド(約106.6キロ)とビッグな右腕を「将来、メジャーリーグで先発ローテーション入りする可能性のある逸材」と注目している。
プロスペクトランキング31位のスサナは、ドミニカ共和国出身でパドレスと契約。「すでにメジャーリーグの先発投手のように見える」という体格だけでなく、高く評価されているのが速球だ。94~97マイル(約151~156キロ)の速球を安定して投げることから「この若さでこれほどの球速の投手はあまり見られず、エリート級(の球速)だ。来年、遅くとも再来年までに100マイル(約161キロ)を出しても誰も驚かないだろう」とさらなる成長を見込んだ。
また84~87マイル(約135~140キロ)のスライダーと、86マイル(約138キロ)のチェンジアップ、80マイル(約129キロ)のカーブを投げ、マウンドでの存在感もあるという。しかし「他の同年代の投手と同様に、スサナはまだ完成しておらず、ストライクを投げる能力を改善する必要がある」と課題も述べた。
中日などでNPB通算181発を放ったトニ・ブランコ氏の息子がパイレーツ入りするなど上位は野手が占めているが、投手にもいる“原石”に注目だ。