今季から3Aで“ロボット審判”導入へ 米独立リーグでは選手から不満続出で廃止に
昨季試験的に導入されたアトランティック・リーグでは取りやめとなった
MLB傘下の3Aリーグで、今季から“ロボット審判”が導入される見通しとなったと米メディア「CBSスポーツ」が報じている。昨季途中から導入していた米独立のアトランティック・リーグでは、選手からの不満続出で今季は中止することを決めたばかりで、対照的な動きとなっている。
“ロボット審判”と呼ばれる自動ストライクボール判定システム(ABS)は、昨季アトランティック・リーグでは試験的に導入されていた。
「MLBは同システムを3Aで導入するかもしれないようだ」と同メディア。3Aの11球団で、ABSに関する仕事の求人がMLB公式から出されたという。
MLB公式の求人ページには「2022年のマイナーリーグ仕事」のタイトルで「ABS技術者」と記されている。「MLBは、フロリダのスプリングトレーニング球場の一部、3Aウェスト、Low-Aサウスイースト、そしてもしかすると他のMLBではない試合や球場で自動ストライクボール判定システム(ABS)を使用します」とした。
ABSは光学上のトラッキングデータを用いてストライクボールを判定し、その結果を球審に伝えるもの。募集しているABS技術者について「フィールドレベルに配置され、球審のデバイスやその機能、配線を物理的にサポートする。ABSのアプリはシンプルな携帯アプリで、Wi-Fi環境下においてMLB提供のiPhone上で操作される」と説明した。
(Full-Count編集部)