オリ宮内オーナー、阪神との日本Sを期待 「もう一つのチームに頑張ってもらって」

吉田正は「稀有な才能を持っている」山本は「七色の魔球、現代版」

――やり残したことは?

「スポーツはエンターテインメント。ビジネスとして成長途上にある。長い目で見るとスポーツはビッグビジネスになると思う。野球だけじゃなく、たくさんのプロスポーツがあって、競技間競争になると思う。今は野球が圧倒的な支持を受けているが。欧米のプロスポーツは日本より発展している。一つのスポーツが一つのビジネス。アメリカでいうとMLBは30チームで1つのビジネスという考え方が浸透している。その上で30チームの努力と、双方があると伸びる。日本の場合は12球団が自己努力していて、共同で頑張ろうというのは少なかった。一緒になって頑張ることが、今後のスポーツビジネスに置いて一番重要なのだろう。侍ジャパン、パ・リーグTVがいい例だ。12球団の努力が続けば、チャンピオン競技として続けていける。野球ほど日本人に合っている競技はない。それに相応しい経営をしていく」

――吉田正尚、山本由伸がイチロー並のスターになる期待感は?

「技術的なことは分からないが、吉田選手はシーズン最後に怪我をして残念な状況だったが本当にリーディングヒッターとして頑張ってくれた。彼の力強さ、おそらく両リーグを通じ稀有な才能を持っている選手。人が真似できない、まだ伸びるんじゃないかなと。年齢からいっても伸びしろはあると思っている。山本選手については、七色の魔球の現代版じゃないかなと。1つ1つの球の完成度が高い。この技術は才能か分からないが凄いなと。スピードも。日本を代表する選手、チームとして非常に嬉しい。この2人をみると非常に安定度が高い、まだ上にいくと思っている」

――どの世界にいっても2人の活躍は見てみたい?

「オリックスに縁のあった人は。今でもイチローとは付き合っている、そういう関係はずっと続く。(吉田正、山本の)2人に関しては、(オリックスに)ずっといるという前提で考えている」

――勇退のタイミングはどう決めたのか

「誰にも相談しておりません。家族はいつかそういう日がくると思っていたのでは。決めたのは年末、お正月ぐらいかな。ちょうどいいなと思ったのは。シーズンが終わった直後は日本一まで行こう(続けよう)と思っていたが。冷静に考えると、そこまで思っちゃいかんと。皆さん、オーナー会議は若い人ばかり。色々と考えると思うじゃないですか(笑)」

イチロー氏について「野球少年が立派に育った。彼も若い、色々なところで活躍してほしい」

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