楽天の新助っ人が取り組む“日本対策” 「米国の投手とは違う」地元TV番組で紹介
昨季ヤンキース傘下3Aで45試合14本塁打のギッテンス
今季楽天入りする新外国人クリス・ギッテンス内野手が、故郷テキサス州のローカル局のテレビ番組で特集された。オフの間も精力的にトレーニングを積んでいるようで、パワフルな打撃を披露。ヤンキース時代のキャンプで面識のある田中将大投手との再会も心待ちにしているという。
ギッテンスは番組の中で「代理人が文字メッセージで『日本に行くのをどう思う?』と聞いてきたんだよ。だから僕は『行ってみたい』と答えたんだ。とてもいいチャンスだと思った。ヤンキースも僕が日本でプレーできるようにしてくれたよ」と楽天入りを決めるまでの流れを振り返っている。
昨季ヤンキースでは16試合で1本塁打。一方3Aのスクラントン・ウィルクスバリでは45試合で打率.301、14本塁打の好成績を残した。
来日までの間は、母校のグレイソン大などで調整している。番組の中では力強い打撃練習での姿や、ウエートトレーニングで追い込む映像なども紹介されている。その中で「肉体のコンディションを上げることに集中している。あとは日本の投手と対戦するために、選球眼も磨いているよ。ここ(アメリカ)の投手とは違うから」と、変化球攻めに対応する準備も進めている様子だ。
また、ヤンキース時代の春季キャンプで面識がある田中将との再会も大きな楽しみだという。「彼がいるから、いろいろ質問できるよ。外食するにしても『どこがいい?』とかね」さらに日本の野球については「ファンは(アメリカよりも)さらにワイルドだと聞いた。野球が大好きだって。野球のすべてを愛していると」とギッテンス。ファンの熱狂ぶりを耳にしている様子だ。
2月4日に28歳の誕生日を迎える。将来的には大リーグでの成功を夢見ているものの「もし好きになったら、日本に留まるかもね。その時になってみないと、どうなるかわからないよ」。日本でファンに愛されるような成功を見せられるか。