元横浜助っ人は「本当にナイスガイ」 米記者の“原点”となったハマスタの約束
ブラッグス氏は横浜在籍4年間で通算404試合に出場し打率.300、91本塁打、260打点と活躍
横浜ベイスターズの初代4番を務めたグレン・ブラッグス氏。豪快な打撃も勿論だが、血走った目で相手を追いかける大乱闘でもファンを楽しませた。メジャーリーグでも活躍した“元横浜助っ人”との心温まる思い出を米記者が伝えている。
ブラッグス氏との思い出を明かしたのは米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のレッズ番を務めるトレント・ローズクランス記者だった。ローズクランス記者は横浜に1992年から1994年まで暮らしており、当時は高校生。授業の課題だったインタビューを行うために横浜スタジアムに足を運んだという。
球場に入ると試合前の打撃練習を行うブラッグス氏を発見。偶然にもブラッグス氏の注意を引くことができ、取材を受けてほしいと頼み込むと、ブラッグス氏は試合後に駐車場に来るようにと快く承諾。「彼は約束を守ってくれました」と、試合後に取材に応じてくれたという。その甲斐もあってか、渾身のインタビューを基に作り上げた課題はA評価を取ることができたようだ。
その後、レッズの番記者となったローズクランス記者はOBでもあるブラッグスと再会し「親切に対応してくれた本当にナイスガイである彼に感謝しました」と、当時の御礼を伝えたことを明かしている。
ブラッグス氏は横浜の在籍4年で通算404試合に出場。打率.300、91本塁打、260打点と活躍し1996年に引退している。助っ人らしい豪快な打撃でハマスタを沸かせたブラッグス氏の懐の深さが伝わるエピソードを、ローズクランス氏は感慨深げに語っていた。
(Full-Count編集部)