選抜出場32校中27校から現役プロ選手が 総勢100人超、最多の23人を輩出しているのは?
大谷翔平、菊池雄星、有原航平と米国でプレーする選手の名前も
第94回選抜高校野球大会(3月18日から甲子園球場)に出場する32校が28日、日本高野連から発表された。各地区を代表する強豪校には、当然のようにOBにプロ野球選手がいる。ここでは今春選抜に出場する高校のOBの現役プロ野球選手をチェックしていく。NPBとMLB、そしてMLB傘下のマイナーリーグでプレーする選手を対象とする。
出場32校のうち、27校にプロに在籍するOB選手がいる。最多は大阪桐蔭の23人だ。2002年ドラフトで西武に2位指名され、今季39歳を迎える中村剛也内野手を筆頭に、平田良介外野手(中日)、中田翔内野手(巨人)と言った実績組から、昨秋のドラフトで指名された選手までズラリ並ぶと壮観だ。
これに次ぐのが広陵(広島)の13人。巨人のイケメン小林誠司捕手や、昨季オリックスの1番打者として活躍した福田周平内野手、レンジャーズ傘下から大リーグ復帰を目指す有原航平投手もここの出身だ。
敦賀気比(福井)が11人と勢力を伸ばしているのも見逃せない。オリックス勢の活躍が目立ち、主砲・吉田正尚外野手をはじめ、日本シリーズでも登板した山崎颯一郎投手、左キラーの山田修義投手と1軍でプレーする名前が並ぶ。
現役のOBプロ野球選手がいないのはクラーク国際(北海道)、国学院久我山(東京)、大島(鹿児島)、只見(福島)、大分舞鶴(大分)の5校。国学院久我山はロッテの井口資仁監督や日本ハムの矢野謙次コーチらを輩出しているが、昨季限りで松田進内野手(ロッテ)が引退し現役が不在となっている。