エ軍283億円野手は今季復活できる? 怪我で低迷も番記者「可能性は十分ある」
「現時点で約42億2100万円に値するプレーができるとは思えない」と指摘するも…
大谷翔平投手の所属するエンゼルスは今季プレーオフに進出できるのだろうか。その行方を左右しそうな選手の1人がアンソニー・レンドン内野手。2020年に7年総額2億4500万ドル(約283億3000万円)の大型契約で加入しながら、移籍後は目立った成績を残せておらず、レンドンの復活が鍵と見る米メディアも多い。
米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」ではエンゼルス担当のサム・ブラム記者がファンの疑問に答える形で記事を掲載。レンドンが“不良債権”と化さないか不安に思うファンの質問に対し、ブラム記者は「アンソニー・レンドンには、まだ多くの時間が残ってる。だが、私はあなたに心配しなくていいよとは言えない。私がファンだったら、間違いなく心配だと思う」と回答した。
レンドンは移籍1年目の2020年は52試合で打率.286、9本塁打をマーク。昨季は故障を繰り返し、8月には手術も受けた。結局、58試合の出場で打率.240、6本塁打34打点とキャリア最低の成績に終わった。ブラム記者は「通常、選手と大型契約を結ぶ場合、最初の数年に、彼らが大活躍することを期待する。彼らが年を取って、衰えるかもしれないが、それはビジネスにはありがちなコスト。レンドンの場合は契約後の最初の2年で、結果を出せなかった」と指摘している。
ただ、移籍3年目となる今季について「彼が優れた選手になる可能性は十分ある」と、復調する可能性も示す。「現時点で2022年に彼が得る3650万ドル(約42億2100万円)に値するプレーができるとは思えない」としながらも「僕が間違っていたと、彼が証明する可能性はある」と記している。
また、同記者はエンゼルスの現在に至るまでのチーム編成についても言及。「より大きな観点から考えると、エンゼルスはキャリア後半の大物選手と契約することが何度かあった。すでに他チームで活躍して、全盛期を過ぎた選手たちとだ」として、ピークが過ぎた大物選手との長期契約を避け、選手の年齢や将来的な貢献度を基にした補強の重要性を主張した。
(Full-Count編集部)