野球を始めたい…初期費用は総額いくらかかる? 専門店に聞いた“必要な用具10点”

野球専門店ベースマン立川店の星徹弥店長【写真:編集部】
野球専門店ベースマン立川店の星徹弥店長【写真:編集部】

土日週2回の活動を想定、洗濯を考えると複数必要な用具も

 以上の10点で総額5万2000円。少年野球チームの活動は土日の週2回が一般的で、洗濯を考えると、ユニホーム上下、アンダーシャツ、ソックスは各2枚ずつ購入する家庭が多い。そうなると、1万4000円ほどが追加でかかる。この他に、早い段階でユニホームの下に履くスライディングパンツ(3000円)が必要になる。帽子やユニホームはチームで決まっているケースが多い。チームによってはストッキング、アンダーシャツ、バッグも指定される場合がある。

 星店長は「まずは消耗品とグラブを買って、チームに入る時にバットを買うなど、段階を分けて購入される方もいます。東京五輪後に野球を始めるお子さんは増えており、保護者が野球未経験の家庭も多いです。野球に必要な用具の数に驚かれています」と話す。初期費用を少しでも抑えたい場合は、バットは7000円くらいのものがある。安価なバットでボールに当てるところから始め、野球を続けるようであれば、遠くへ飛ばすバットに買い替える選択をする人もいるという。また、当面はチームで準備したバットを使える場合もある。

 せっかく用具を揃えても、すぐに子どもが野球をやめてしまったら……。でも、興味があるなら、経験させたい。葛藤する保護者には、まずは必要最小限の用具を買って、その後に買い足したり買い替えたりする方法もある。

(間淳 / Jun Aida)

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