斎藤佑樹氏「駒苫の雪上ノックを見たい」 学生野球資格回復で「学生野球に恩返し」
行きたい学校には「離島の学校」も「どのような取り組みをしているのか」
日本学生野球協会は2日、学生野球資格回復者を発表し、昨季限りで現役引退した元日本ハムの斎藤佑樹氏ら145人が認定された。早実3年夏に全国制覇し、早大で東京六大学通算31勝を挙げた斎藤氏は、「すごく嬉しいです。学生野球に恩返しがしたい」と前を見据えた。
斎藤氏は大学、高校生を指導するために義務付けられている学生野球資格研修をオンラインで受講。この日、資格回復が認められた。「野球界の歴史を勉強しないといけない。現役のうちは野球をやることに必死でしたけど、歴史がある野球界で僕ら選手はプレーできていたんだなと改めて実感しました」と語った。
今後は国内の高校、大学での指導が可能となる。昨年12月に「株式会社斎藤佑樹」を立ち上げ、現在は幅広く活動している斎藤氏は「駒大苫小牧の野球、雪上ノックを見てみたいです。思うようにいかない色々な学校がある中で、(駒苫が)雪上ノックで強くなったところがあると思います。(高校時代は駒苫がなぜ強いのか)不思議だったので」と興味津々だった。
雪国の強豪校だけでなく、「離島の学校」も訪れたい学校に挙げた。「早稲田実業は名門校で、きっと設備も整っていたんだろうと思うんです。そうではない学校もきっとたくさんある。どのような取り組みをしているのか」と語った。
アマチュア球界の指導者になる道も開けた。「まずは勉強してから。(学校訪問は)コロナもあるので迷惑をかけないように」と、じっくりと歩みを進めていく。