大谷翔平の相棒は“マジシャン” リーグ最高級の捕球技術は「枕のように柔らか」
スタッシーは昨季87試合出場、指標で高い評価を得ている
エンゼルスのマックス・スタッシー捕手はキャッチングに定評がある。ストライクかボールか際どい球をストライクと判定してもらう「フレーミング」の技術が極めて高いと評価されており、米データ会社「コーディファイ・ベースボール」が「マックス・スタッシーはマジシャンだ」と題して公式ツイッターに投稿したキャッチング動画には、ファンから称賛の声が寄せられている。
30歳のスタッシーは、アストロズから2019年シーズン途中に交換トレードでエンゼルスに加入。昨季は87試合出場で打率.241、13本塁打、35打点の成績を残した。何よりも評価されているのがフレーミング技術で、「コーディファイ・ベースボール」がツイッターに投稿した動画では、大谷翔平投手の右打者への際どい外角変化球をストライクにするなどスタッシーの高い技術が紹介されている。
ファンは「こんな小さな動きでフレーミングできるなんて異常なほど素晴らしい」「枕のように柔らかなグラブ捌き!」「これぞフレーミング」「球界で最も過小評価されている捕手」「マスター」「ビューティフル」とコメントしている。
MLB公式データサイト「Baseball Savant」の指標によると、スタッシーのストライク率は49.9%。昨季ア・リーグのゴールドグラブ賞を受賞したショーン・マーフィー捕手(アスレチックス)の47.1%を上回る。野球専門の米シンクタンク「ベースボール・プロスペクタス」の「FRAA(fielding runs above average)」という指標では、スタッシーはア・リーグ捕手で1位の12.2だった。今季も活躍が期待される。