デビュー前でも野球カード5470万円で落札　“火星人”18歳は「注目度が別の銀河系に」

MLBプロスペクト17位、ヤンキース傘下のジェイソン・ドミンゲス

　MLBのプロスペクトランキング17位でヤンキース傘下のジェイソン・ドミンゲスのベースボールカードが、47万4000ドル（約5470万円）という記録的高値で落札された。

　メジャーデビュー前ながら、地球上のものとは思えないほど凄いということから“火星人”の異名をとるドミニカ共和国出身の18歳。両打ちの中堅手で、MLB公式は「今回のオークションで、彼への注目度が別世界どころか別の銀河系にまでエスカレートした」と驚いている。

　2021年5月に、あるオークションでメジャーデビュー直前だったレイズの超有望株ワンダー・フランコのサイン入りカードが19万8030ドル（約2280万円）で落札され話題を呼んだが、今回はその2倍以上の高値となった。

　ヤンキースは2019年7月、当時まだ16歳だったドミンゲスと契約。海外アマチュアFAへの契約金としてはチーム史上最高額の510万ドル（約5億8800万円）という破格の契約だった。ドミンゲスはまだ米国でグラウンドに立つ前から、マイク・トラウト、ボー・ジャクソン、ヤンキースの伝説的選手ミッキー・マントルらと比較される5ツールプレーヤーだった。

　2020年は新型コロナウイルスの影響でマイナーのシーズンが中止になったこともあり、まだマイナー通算49試合にしか出場していない。MLB公式は「今季は1Aで開幕を迎えるだろうが、万能な一流選手なので2Aへの昇格も早い可能性がある」と期待を寄せている。