エンゼルス2位、超大型補強レンジャーズ最下位… 米データサイトが大胆順位予想
「ファングラフス」が、ZiPSという成績予想システムを用い予想
野球専門の米データサイト「ファングラフス」が、ZiPSという成績予想システムを用いてア・リーグの順位を大胆予想した。ロックアウトで移籍市場が止まっている状況であり、開幕までにチーム状況は変わるが、現時点では大谷翔平投手が在籍するエンゼルスが西地区の2位となった。
1位となったのはアストロズ。ZiPSがカルロス・コレアの流出を大きな損失と考えていないからではなく、ジャスティン・バーランダーが復帰するローテーションが昨年よりも評価された。
81勝81敗の2位タイに予想されたのがエンゼルスとアスレチックスだ。エンゼルスのプレーオフ進出確率は24.7%とされ「決して惨めな予想を受けることはない。マイク・トラウトとショウヘイ・オオタニがあまりに良すぎてそれを許さないからだ。しかし、彼らはまだまだ深刻な穴を抱えたチームである」と指摘した。
アスレチックスとマリナーズに関しては、投手陣の予想が劣っていたために順位を下げたという。筆者は「開幕が近づいた頃に再度予想を行えば、両チームはアストロズに近づいているだろう」と見解を述べた。
最下位に沈んだのは、コーリー・シーガーら合計5億6120万ドル(約638億円)の超大型補強を敢行しているレンジャーズとなった。73勝89敗という数字を予想し「この再建は前回のものより上手くいくかもしれないが、それでもまだまだやるべきことは多い。メジャーリーグレベルでの才能の欠如は非常に楽しいFA契約の1つや2つではすぐに取り繕うことはできない」と厳しい目が向けられた。