若きジーター氏救った恩人、元ヤンキース外野手のウィリアムズさんが55歳で死去
通算14年で通算1168試合、打率.255、85本塁打、365打点、106盗塁
ヤンキースなどで14年間プレーした元外野手のジェラルド・ウィリアムズさんが、がんのため亡くなった。55歳の若さだった。MLB公式サイトなど複数のメディアが伝え、古巣のヤンキースは哀悼の意を示している。
ウィリアムズさんは1992年にヤンキースでメジャーデビュー。複数球団を渡り歩きながら、1997年からは4年連続で2桁本塁打をマークした。ヤンキースには最多の7シーズン在籍。2005年限りで引退し、通算1168試合、打率.255、85本塁打、365打点、106盗塁の成績を残した。
ヤンキースのレジェンドで、現在マーリンズCEOを務めるデレク・ジーター氏とは親友の間柄。ジーター氏は著書で、初めてスプリングトレーニングに参加して戸惑っていた時にウィリアムズさんが夕食に連れて行ってくれたことも振り返っている。さらに「友人、頼れる人または冗談を言い合える人の理想的なタイプ、それはまさにジェラルドだ。賢くて、率直で、ポジティブな人だった。こういう友達がいるとしたら、幸運だと思っていい」とも綴っている。
ジーター氏は、自身が立ち上げたスポーツメディアサイト「The Players Tribune」の公式ツイッターで訃報を真っ先に公表。「ジェラルド・ウィリアムズが今朝、癌との闘いの末、亡くなった。私のチームメート、そして世界中で1番の親友の1人だったあなたへ。安らかにお眠りください。夫人をはじめご家族に思いをはせ、祈りをささげます」と悼んだ。
(Full-Count編集部)