6年目の覚醒なるか? 鷹16年ドラ1田中正義がゴーグルを着用し始めたワケとは
「情報がズレていると体の反応も変わると思う」
普段からコンタクトレンズをしている田中正。このゴーグルでより補正されることにより「よく見えています」という。「正しい情報を得るのが大事なんじゃないかな、と。情報がズレていると体の反応も変わると思う。体がうまく動いてくれたらコントロールも良くなるかな」。自身のパフォーマンスアップに繋がりそうであれば挑戦してみる。今季に賭ける思いはこんなところにも表れている。
この日のピッチング内容を「投げてるボール1球1球自体は良かったと思うので、もっともっと精度を上げていけたらいい。力感なく投げられているので状態としてはいいと思います」と振り返った田中正。今季は先発に挑戦しており、目指すは開幕ローテ入りだ。千賀、東浜巨、石川柊太に続く4番目以降の先発は決まっておらず、ここからオープン戦にかけての競争となる。
「なんとか6人に入れるようにやっていきたい。そこを目標に1月からやらせてもらっているので達成したいですね」と語っていた田中正。5球団が競合した2016年ドラフト1位右腕も、期待され続けて、はや6年目。雌伏の時を過ごした大器が、ようやく覚醒の日を迎えるか。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)