新庄監督のユニホームに隠れた“秘密” 背中の「BIGBOSS」だけじゃないセンスを凝縮
現役時代は襟付きアンダーシャツで“大騒動”も
日本ハムの新庄剛志監督は15日、背中に「BIGBOSS」とネームの入ったビジターユニホームを初めて披露し、ファンの度肝を抜いた。ただ新庄監督のまとうユニホームには、これ以外にも他の選手、スタッフとの違いがある。何が“特別”なのかチェックしてみた。
新庄監督のユニホームは、ホーム、ビジターともに胸のカットが「深い」特別デザインだ。上着の左右が合うところにできる「V字」が、人より深い形になる。日本ハムでの現役時代から続くこだわりだ。当時は、ここにちょうどワンポイントのマークが覗くようなアンダーシャツも着ていた。
キャンプで、ユニホーム姿のお披露目を「今トレーニングしているからもうちょっと待って」と、13日の集合写真撮影まで“引っ張った”指揮官にとっては、鍛え上げた胸やお尻がどうみられるかが最も気になるポイントのようだ。
さらにキャンプ初日、左右の長さが違うパンツを履いてグラウンドに登場し、報道陣を驚かせた。札幌市を象徴する時計台がデザインされたソックスを見せるためのもので、左右の長さが30センチ近く違うという。選手用のユニホームを納入するミズノの担当者にとっても「見たことがない」というものだった。こちらは遠目には、時計台がよく見えず、指揮官も「ちょっと、やめようかな」と弱気なセリフを吐いたことも。
監督になっても、両腕には現役時代と同じく、真っ赤な長いリストバンド。着こなしにもこだわる指揮官だが、かつてはそのセンスが騒動を呼んだこともある。現役最終年となった2006年、チームで一人だけ「襟付き」のアンダーシャツを着て、グラウンドに立った。胸元を大きく広げたスタイルは波紋を呼び、最終的にリーグから使用禁止が通達された。その際に広報を通じて「色々なことを最初にやる勇気を持ってほしい」とコメントした。
全ては自身が楽しみ、ファンに楽しんでもらうため。その哲学は不変だ。今後もさまざまな驚きを与えてくれるはずだ。
(Full-Count編集部)