「いい顔をしている」 楽天石井監督が全幅の信頼、絶対的守護神の存在感
チームのリリーフ陣は12球団トップの防御率2.75
楽天の守護神・松井裕樹投手が19日の阪神との練習試合(金武町)で今季初の実戦登坂。1イニングを無難に3人で片づける貫録の投球だった。昨季は2年ぶりにリリーフに復帰し、43試合24セーブ、防御率0.63という12球団のクローザーの中でも随一の数字を残した。26歳で迎える今季は、史上最年少で20代では初の通算200セーブ達成まであと35としており、唯一無二の存在へ充実感が際立っている。
「ユニホームを着てバッターと対戦するのは久しぶり。やっぱりいいなと思いました」。松井裕は気持ちよさそうに汗をぬぐった。
2番手として4回に登場すると、ロハス・ジュニアを内角高めの速球で捕邪飛に。続く小野寺に対してはカウント1-2と追い込んでから、ドラフト2位ルーキーの捕手・安田とサインが合わず時間を要するシーンがあったが、フォークを選択し空振り三振に仕留めた。最後は島田を真ん中の速球で押し込み左飛。スライダー、カーブを含め、変化球も一通り投げた。「ばらつきはあったけれどファウルも取れたし、順調と言っていいのかなと思います」と納得の表情だった。