難航する労使交渉で機構側が歩み寄りか マイナー選手の削減案を撤回と米報道
最大180人のマイナー選手を2023年以降に150人以下に減らす提案をしていた
難航するメジャーリーグの労使交渉で、機構側は選手会に対して提案していた将来的なマイナー選手の削減案を取り下げたと米メディア「ジ・アスレチック」のエバン・ドレリッチ記者が伝えた。
各球団のマイナー選手は最大180人まで登録できるが、2023年以降に150人以下に減らすように提案していた。マイナー選手は選手会に所属していないものの、ドラフト制度や海外FA選手の獲得ルールに関わる問題で、これまでに選手会は拒否したと伝えられていた。
メジャーリーグでは昨季開幕前にマイナーの42球団を削減。マイナー選手の待遇の改善など大規模な組織改編が行われている。今回のマイナー選手の削減案は取り下げられたものの、ドレリッチ記者は機構側が将来的にマイナー選手の削減を押し進める可能性を指摘している。
21日(日本時間22日)に機構側と選手会側の労使交渉が再開されたが、大きな進展は見られず。3月31日(同4月1日)のシーズン開幕へは2月末までの新労使協定合意が不可欠となっている中、金銭面の隔たりは大きいままとなっている。
(Full-Count編集部)