DeNA大貫が“番長カットボール”習得直訴「自分のがよくなるキッカケになればいい」
ブルペン投球中に自ら指揮官に質問した
DeNAの大貫晋一投手が、三浦大輔監督から“宝刀”カットボールを伝授された。沖縄・宜野湾キャンプでブルペン入り。後方から見守っていた指揮官に自ら質問し、身振り手振りを交えながらのアドバイスを受けた。
番長自らボールを握って説明。「自分のカットボールが良くなるキッカケになればいいと思った」という大貫は「投げ方とかラインの出し方が若干違ったので、凄くいいアドバイスをもらいました」と充実の表情で振り返った。
助言を受け、ブルペンではカットボールを多く投じた。捕手の戸柱とも入念に軌道をチェックし「さすがに1日で習得できるものではないけど、若干ですけどポイントみたいなのは分かったので継続してやっていきたい」と前向きだった。
「(大貫が)ボール持ってきたからサインくださいと言われるのかと思ったよ」と冗談めかした番長は「伝授なんていう大げさなものではないけど、意識とか握りとか感覚的なものは伝えました。球種1個覚えるのはそんなに簡単なものではないので、自分のものになるかはこれからもっと練習していかないといけない。でも自分のものにするために話を聞いていると思うので」と貪欲な姿勢を喜んだ。
2020年は10勝を挙げた大貫だが昨季は6勝止まり。先発ローテーションの軸となるべく、自ら習得を直訴した新たな武器に磨きをかけていく。
(町田利衣 / Rie Machida)