巨人退団の陽岱鋼、現役続行で米独立リーグ入り 球団発表「契約できてワクワク」
アメリカン・アソシエーションの「レイクカントリー・ドックハウンズ」に加入
昨季限りで巨人を退団した陽岱鋼外野手が米独立リーグ、アメリカン・アソシエーションの球団「レイクカントリー・ドックハウンズ」に加入すると、球団が公式ツイッターで発表した。35歳になった今季、新たな環境で現役を続行する。
同球団は「ドックハウンズは最新の補強であるダイカン・ヨウを迎えることができて興奮しています!」と写真付きで投稿。公式サイトでは、ジム・ベネット監督が「ダイカン・ヨウと契約できて私は非常にワクワクしています。NPBで16年の経験を持つ男を加えることができたのは、ドックハウンズにとって、またアメリカン・アソシエーションにとってとても特別なことです」と歓迎するコメントも紹介した。
台湾出身の陽は野球留学のため来日して福岡第一高へ進学。2005年高校生ドラフト1巡目で日本ハムに入団し、4度のゴールデングラブ賞や、2013年には盗塁王に輝くなど活躍した。2017年に巨人へ移籍。昨季はわずか7試合の出場にとどまり、オフに退団した。
その後、母国の台湾メディアのインタビューでは「この年齢はいいターニングポイント。プレーを続ける人もいれば辞める人もいる。次のステップを慎重に考えることができる」と現在の心境を吐露。去就については「新しい“学び”のため、米国に行くことが現在最も可能性の高い選択肢」だと言及していた。
アメリカン・アソシエーションは、MLBと提携している独立リーグ。レイクカントリー・ドックハウンズは今季からリーグに参戦する新球団で、米中西部で五大湖に面したウィスコンシン州オコノモウォックに本拠を置いている。