DeNA投手陣復活のカギは? 五十嵐亮太氏が読む守護神争い「抑えをどうするか」
リリーフ陣のキーマンは三嶋&山崎「9回をどちらに任せるか」
リリーフ陣のキーマンに挙げたのは、守護神の座を争う三嶋と山崎だ。「9回をどちらに任せるのか。そして7回をどうするのか。この辺りがポイントとなりそうです」と続ける。
「いろいろなシチュエーションに対応できるエスコバーは、おそらく8回で使いたいのではないかと思います。となると、抑えをどうするのか。三嶋が有力でしょうが、山崎も抑えをやりたい気持ちは強いはず。キャンプでもフォームや体の使い方に頭を悩ませながらも、9回に投げることを目指しながらやっているようでした。ただ、8回のエスコバーを中心に役割がしっかり固定できたら、かなりいい戦力になると思います」
DeNA投手陣の柱となるベテラン格の3人だが、開幕時に三嶋が31歳、山崎が29歳、今永が28歳と一般的に見れば中堅どころ。五十嵐氏は「チームが比較的若いのでベテラン感が漂いますが、3人ともまだまだ伸びしろはあるし、3人以外にも急成長が期待される投手は多いので楽しみですね」と期待する。
「攻撃はある程度計算できる中での投手陣の整備。軸となるべき3人がそれぞれの役割を果たし、怪我なくシーズンを投げ抜くことがチームにとっても、それぞれの選手にとっても大事なことですね」
チームスローガン「横浜反撃」のカギを握る3投手が開幕後にどのような活躍を見せるのか、注目していきたい。
(佐藤直子 / Naoko Sato)