DeNAドラ1・小園が体感した“1軍レベル” 見て学び「本当に充実したキャンプだった」
三浦監督「笑顔が増えてきたなと」
DeNAのドラフト1位・小園健太投手(市和歌山高)が初めてのキャンプで“1軍レベル”を体感した1か月間を振り返った。2014年の関根大気外野手以来、球団の高卒新人では8年ぶりの1軍抜擢で英才教育が施された。
1日に濃厚接触者の疑いとなり自主隔離に。まさかのスタートに「1日目からなったというのは新人では初じゃないかなと思うので、そこはちょっと印象に残ってますね」と苦笑いを浮かべたが、復帰後は1軍選手の姿を見て学んだ。「意識の高さであったりを間近で見ることができたので、いい刺激になったというかいい経験になったんじゃないかと思います」と振り返った。
練習最終日となった25日は東克樹投手とキャッチボール。新人王左腕の球に「遠い距離であってもしっかり胸元に本当に強い球が来て、自分もそういうところは見習わないといけないと思ったし、そういう投手になっていきたいと思った」と貴重な学びの時間となった。
将来のエース候補は「自分は早い段階で活躍する選手ではないと思うので、開幕に向けて仕上げていくというよりは、しっかり自分自身の課題を潰しながら1軍で投げられるように準備をしていくと思う」と冷静に自分を分析。焦らず、じっくりと階段を上がっていく。
三浦監督は「チームに馴染んできたと思う。表情が変わって慣れてきた部分もありますし、よく笑顔が増えてきたなと練習を見ていました」と頬を緩めた。「しっかりと野球に向き合うことができて、本当に充実したキャンプだったんじゃないかなと思ってます」と話した背番号18は、多くの先輩と過ごした貴重な1か月を糧に、エースへの道を進んでいく。
(町田利衣 / Rie Machida)