大学入学直後に8戦9発 突如覚醒したスーパー1年生にMLB公式が注目「歴史に残る」
ノースカロライナ州立大のトミー・ホワイト「こんなに好調が続くのは初めて」
大学に進学して突如として覚醒した“大砲”に、MLB公式サイトも注目している。ノースカロライナ州立大のトミー・ホワイト内野手は26日(日本時間27日)、まだ今季8試合目ながら9号本塁打を放った。衝撃のデビューっぷりに「こんなに好調が続くのは初めて」と自身も驚いている。
MLB公式は、ホワイトが25日(同26日)に6号、7号を放った際に「6試合で7HR!?」と驚きを持って特集。「大学選手としての最初の7日間は、大学野球史上最高のデビュー週の1つとして歴史に残るだろう」と綴った。さらに「高校の最後の年はシーズン5本塁打ぐらいだったと思う」と振り返るホワイトのコメントも掲載した。
その後も打棒はとどまることなく、26日(同27日)に行われた2試合では1発ずつをマーク。8試合で34打数20安打、打率.588、9本塁打、29打点と爆発しているが、「何本打つかはあまり気にしてなくて、今は強くコンタクトすることと、試合、そして勝つことに集中している」と自身はいたって平常心を貫く。
そんなホワイトには「Tommy Tanks」との愛称も。“tank”は、飛距離の長い本塁打を意味する野球用語。開幕直後の3試合では驚異の打率.643、出塁率.688、OPS2.402マークしており、大学が所属する「アトランティック・コースト・カンファレンス」のプレーヤー・オブ・ザウィークに選出された。周囲からは「(ホワイトのために)銅像を建てよ」との声も。スーパー1年生の快進撃に、一層注目が集まる。