労使交渉合意ならず 通常開幕へあと1日、苛立つファン出現「We want baseball」
6時間に及ぶ交渉も決着ならず「主要な争点でかけ離れている」
メジャーリーグの新労使協定を巡る機構と選手会の交渉は27日(日本時間28日)、フロリダ州ジュピターで7日連続で行われたが、合意には至らなかった。
機構は2月末までに成立しなければ、3月31日(同4月1日)のシーズン開幕と162試合制のレギュラーシーズンの試合数を削減せざるを得ないことを通達している。米メディア「トレード・ルーマーズ」によると、この日は6時間に及ぶロング交渉となったが、合意とはいかなかったようだ。「明日までに新労使協定が合意に至る望みは薄いように思われる。今日の交渉の長さはポジティブな兆候かもしれないが、同時に合意に至る緊急性が高まっていることを単に反映しているだけとも言えそうだ」と解説した。
米USAトゥデイ紙のボブ・ナイチンゲール記者は「MLB機構の役員は“生産的な日だった”と話した。明朝にまた面会する予定だ」とツイート。注目される交渉の進捗については「主要な争点で、かけ離れている」と伝えた。米メディア「ジ・アスレチック」のエバン・ドレリッチ記者は、この日交渉が行われた施設の駐車場で「We want baseball!(私たちは野球を求めている!)」と叫ぶファンがいたことをツイート。ファンなき話し合いとなっている。
(Full-Count編集部)