わずか40球で4回0封“ビタビタ投球”も… オリックス田嶋が納得しなかった理由
当初の予定は3イニングも「球球数が少なかったので投げさせて頂いた」
■オリックス 2ー0 ロッテ(オープン戦・1日・京セラドーム)
圧倒的なピッチングを見せるも、本人は至って冷静だ。オリックスの田嶋大樹投手が1日、ロッテとのオープン戦(京セラドーム)に先発し4回2安打無失点、4奪三振の好投。“超省エネ”投球で、予定されていたイニングを超えるほどだったが「反省するところはたくさんある」と、慢心することはなかった。
許したのは単打2本。本来なら3イニングの予定だったが3回終了時点での球数は32球だったため「球球数が少なかったので投げさせて頂いた」と“おかわり”。それでも4回を40球でまとめ、ほぼ完璧な内容で降板となった。
右打者の内角に攻めるクロスファイヤー、低めに決まる切れ味鋭いスライダーでロッテ打線を翻弄。「同じバランスで4回まで投げられたのは良かった」と手応えも口にしたが「反省するところはたくさんある。構えた所に投げられてない、変化球も甘い。まだ全然、納得できていない」と振り返っていた。
この日は、投球フォームのバランスをテーマにマウンドへ。力感を感じさせない中でも勢いのあるボールを投げ込み「無理に出力を出す必要もないかなと。相手の反応が凄く良かったので、ああいう投球もありなのかな」。開幕ローテ入りは濃厚だが、更なる高みを目指し、残り1か月を過ごしていく。