「同級生として負けたくない」 オリドラ5池田がロッテドラ1松川に“メラメラ”
「2番・左翼」でオープン戦初スタメン、初回の第1打席で中前打
■ロッテ 4ー1 オリックス(オープン戦・2日・京セラドーム)
オリックスのドラフト5位ルーキー・池田陵真外野手(大阪桐蔭)が2日、ロッテ戦に「2番・左翼」でオープン戦初スタメン。第1打席で中前打を放ち2試合連続安打をマークした。この日はルーキートリオで外野を守ったが「(3人で)並ぶことは不安の方が大きかった」と、初々しさ全開で試合を振り返っていた。
新人トリオが外野のポジションを陣取った。この日は同4位の渡部(慶大)が中堅、本来は内野手の同2位・野口(関大)が右翼、そして池田が左翼で出場。試合前に自身のスタメンを知った際には「緊張というよりやってやろうと思った」と気合十分。
言葉通りに打撃では初回の第1打席でロッテ・美馬の初球を捉え中前打を放ち自慢の打撃で猛アピール。ただ、ルーキーでの外野布陣には「(3人が)並ぶことは不安の方が大きかった(笑)。野口さんも外野を守ってたわけじゃないので。野口さんと『渡部さんの言うことを聞いて声をかけて守ろう』と言っていた」と、“本音”も飛び出し笑いを誘った。
相手チームにはドラフト1位の松川(市和歌山)がスタメン出場。第1打席でOP戦初安打となる左前打を放つなど、ここまで結果を残している。プロ野球史上3人目となる高卒新人開幕スタメンの声も聞こえてきたライバルには「同級生として負けたくない気持ちはある」と声を強める。
このままアピールを続ければ2011年の駿太(現・後藤)以来となる高卒新人野手の開幕スタメンも見えてくるが「そこは目標ですが、まだまだ大事な実戦が増えていく。努力して結果を残していかないといけない。まだ試合に出てない選手もいるので、争えるようにやっていきたい」と気を引き締めていた。
(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)