ジーター、通算555HR大砲、野茂氏“相棒”も… MVPを獲っていない意外な選手たち
ジーターは2006年、わずか14ポイント差で栄誉を逃した
選手にとって、シーズンの“最高の栄誉”でもあるMVP。スターでありながら縁のなかった選手たちがいる。MLB公式サイトが「MVPを1度も獲らなかった中で最高の選手たち」として15人の野手を取り上げた。
筆頭は、ヤンキース一筋のデレク・ジーター。「絶大な人気を誇る選手でも、個人賞の代名詞ともいえるこの賞を逃すこともある、という好例」と紹介された。2006年に次点に入ったほか、3位も2度。2006年は受賞したジャスティン・モーノーとわずか14ポイント差とあって「現代の信頼性の高い指標でいけばこの年はジーターが獲れていただろう。だが、MVP受賞はなくても、ワールドシリーズ5度制覇、ワールドシリーズMVP選出、そしてほぼ満票での殿堂入りを果たしている」とその功績が称えられた。
ほかにもマイク・ピアザは捕手というポジションながら「打撃でもMVP級の成績を残した」と30本塁打以上を9度、うち100打点も6度マークした打棒が称賛されている。野茂英雄氏とドジャース時代にバッテリーを組んでいたピアザは、1996、1997年はMVP投票で次点に入ったが、1度も受賞できなかった。
今年、資格初年度で殿堂入りを果たしたデビッド・オルティスや、同じく殿堂入り選手で首位打者8度を誇るトニー・グウィンもMVPを獲得することはなかった。通算555本塁打のマニー・ラミレスは史上最も偉大な右打者の1人とされているが、不運にも同じ時期にさらに活躍した選手がいたために選出とはならなかった。
(Full-Count編集部)