元楽天助っ人がうらやむ「息子の才能」 打撃も守備も傑出、全米ドラ1候補に浮上
2013年から2年間楽天でプレーしたアンドリュー・ジョーンズの息子に注目
2013年、楽天初の日本一に貢献したアンドリュー・ジョーンズ氏が、今夏のドラフト有望株ランキングで全米1位候補とされている息子のドリュー・ジョーンズについて語った。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のポッドキャスト番組に出演したもので、ドリューの才能をうらやむかのような言葉を残している。
現在、ジョーンズ氏は現役時代の大半を過ごしたブレーブスの編成部門で特別補佐を務めている。その上でドリューについて「高校野球については詳しくないけど、見たところ楽しんでプレーしているようだね。それが1番大事なんだ。もし試合を愛し、毎日楽しくプレーしているようなら、私は息子が野球をすることに大賛成だ」とした。
ジョーンズ氏は楽天では指名打者が主なポジションだったものの、メジャーリーグでは外野手部門のゴールドグラブを10年連続受賞する好守でも知られた。その血を受け継いだのか、ドリューも各種スカウティングレポートで「肩が強く、送球も正確。生粋の中堅手としてのツールが揃っている」と評価される。さらに打撃についても「平均を上回るバットスピードで、フィールドのあらゆる場所に打てる洗練された打者」と、パワーとバットコントロールの両面で高い評価を得ている。
高い評価について問われたジョーンズ氏は「魅力的な評価だね。ドリューは守備がうまい。それがどこから来ているものか私にはわからないけど」と息子の才能をうらやむ。また遊撃も守れると評価されているドリューの内野守備について「子どもの頃は(球宴5度の名遊撃手)エドガー・レンテリアの真似をしようとしていた。飛び込んだり、膝をついたまま送球したりするたびに『誰の真似だ?』と聞いたものだ。彼はしっかり野球を見ていたんだなと思ったよ」と、その原点を振り返った。
ジョーンズ氏はメジャーリーグで通算2196試合に出場し1933安打、434本塁打。2005年には51本塁打してキングにも輝いている。その血を確実に受け継いでいるドリューは、どんな選手になるのだろうか。
(Full-Count編集部)