駐車場への場外弾が「正真正銘のミサイル」 ド軍NO.1有望株は「ユニコーン」

ドジャース傘下のディエゴ・カルタヤは有望株と評価されている(写真はイメージ)【写真:Getty Images】
ドジャース傘下のディエゴ・カルタヤは有望株と評価されている(写真はイメージ)【写真:Getty Images】

ドジャースのディエゴ・カルタヤ捕手が元日ハム・アーリンから豪快弾

 労使交渉の難航でロックアウトが長期化し、開幕延期が決まったメジャーリーグ。スプリングトレーニングも始まらない状態が続いているが、マイナーリーグのキャンプは各地で始動し、将来のスター候補たちが汗を流している。名門ドジャースで球団トップの有望株と評価されるディエゴ・カルタヤ捕手は“駐車場への場外弾”でアピール。ファンも「正真正銘のミサイル」「この打球音よ!」と興奮を隠しきれないようだ。

 MLB公式サイトのドジャース番フアン・トリビオ記者が、「ドジャースのトッププロスペクト、ディエゴ・カルタヤが駐車場へ打ち込んだ」という文言と共に6日(日本時間7日)のライブBP(実戦形式の打撃練習)の映像を自身のツイッターに投稿。元日ハムのロビー・アーリン投手が投じた球を振り抜くと、乾いた打球音を残してあっという間にフレームアウトした。

 ベネズエラ出身のカルタヤは、2018年に海外アマチュアFAでドジャースと契約。まだ20歳でマイナーでの試合数も80試合に過ぎないが、MLB公式サイトなど様々な米メディアで球団トップの有望株に位置付けられている。

 地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」は、昨季のメジャーリーグで捕手の打率、出塁率、長打率が投手以外の他のポジションと比較して一番低かったことに言及。“打てる捕手”を想像上の動物「ユニコーン」と表現し、カルタヤをそんな希少な存在になれる逸材だと評価している。

 しかし、ドジャースには既に「ユニコーン」がいる。正捕手を担うウィル・スミスは昨季25本塁打を記録するなど、メジャー3年目にして早くも球界屈指の“打てる捕手”としての地位を確立しつつある。今年で27歳とまだ若く、押しのけるのは容易ではないが、カルタヤは「あまり気にしていない。自分自身のベストを更新し続けるよう全力を尽くすだけ」と話す。

「トッププロスペクトなどと言われるけど、それは単に『君はまだマイナーリーガーだ』と言われているに過ぎない。(有望株)ランキングとかは気にしない。ただ一生懸命プレーするだけ」とひたすらに自分と向き合い、虎視眈々とチャンスを狙っている。

【動画】「正真正銘のミサイル」 あっという間にフレームアウトする場外弾を放つ20歳の有望株

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