阪神ドラ1森木が最速152キロ、同4位・前川は先制打 将来のエース&4番候補が存在感
下肢のコンディション不良の中野は「2番・遊撃」で実戦復帰、2打数1安打
阪神ドラフト1位の森木大智投手(高知高)が11日、教育リーグ・中日戦(鳴尾浜)で対外試合デビュー。8回からリリーフで登板し1回1安打無失点、1奪三振の好投を見せた。最速は152キロ。
ドラ1右腕の“プロ初登板”は2点リードで迎えた8回に訪れた。先頭の石橋を152キロの直球で三ゴロ、石垣を中飛。続く石岡には中前打を浴びたが最後はブライトを151キロの直球で空振り三振に仕留めた。
森木は今春のキャンプでは2軍の高知・安芸スタート。練習試合や紅白戦には登板せず調整を続け、8日に鳴尾浜で行われた2軍練習では初めてシート打撃に登板していた。
また、この試合では下肢のコンディション不良で調整中だった中野拓夢内野手が「2番・遊撃」で実戦復帰。初回の第1打席で中前打を放ち2打数1安打。昨年は遊撃で123試合に出場したレギュラー候補が開幕に向けアピール。
この日は森木と同じ高卒ルーキーも活躍した。同4位・前川右京外野手(智弁学園高)は「4番・左翼」でスタメン出場。プロ入り初の4番に座ると初回2死三塁で迎えた第1打席で左腕・松葉から先制の右前適時打を放つなど3安打の固め打ち。同7位の中川勇斗捕手(京都国際高)は途中出場し6回の第1打席で中前適時打を放った。
(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)