楽天“幻の助っ人”が現役引退 コロナ禍で来日できず退団、昨季メジャー昇格も

昨季はレイズで活躍したアダム・コンリー【写真:Getty Images】
昨季はレイズで活躍したアダム・コンリー【写真:Getty Images】

31歳左腕のアダム・コンリー、昨季はレイズで17試合に登板

 楽天と契約するも来日できないまま退団したアダム・コンリー投手が、現役を引退すると伝えられた。MLB公式サイトでマーリンズ番を務めるクリスティーナ・デ・ニコラ記者が、関係者の話としてツイート。昨季はメジャー昇格も果たしていたが、ユニホームを脱ぐようだ。

 2011年のドラフト2巡目でマーリンズから指名され、2015年にメジャーデビュー。米最大の移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」が「即座に優れたローテーション中盤レベルの活躍をした」と言及するように、2016年は8勝6敗、防御率3.85をマークした。

 2017年も8勝は挙げたものの、防御率6.14と悪化。同サイトは、直球の平均球速が2マイル(約3.2キロ)下がったことなどを原因に挙げる。2019年は2勝11敗と不振を極め、2020年シーズン途中に事実上の戦力外である「DFA」となった。

 2020年12月に楽天入りが発表されたが、日本国内でのコロナ禍の状況などを鑑みて来日を断念。「残念ながらこのコロナ禍に日本でプレーするのは最適なタイミングではないと決断しました」と述べていた。その後はレイズとマイナー契約を結び、昨年8月にメジャーに昇格。17試合に登板して防御率2.29をマークした。

 同サイトは、コンリーに意思があれば「少なくとも招待選手としてメジャーリーグのキャンプに参加する権利付きのマイナー契約を手にする可能性もあったことを、疑う余地はほとんどない」と言及。まだ31歳と年齢的にも問題ないが、左腕は現役との別れを選んだ。

(Full-Count編集部)

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