キューバ亡命選手によるWBC出場に前進 ドリームチーム結成へ「選手協会」設立
チームは主にMLBでプレーする選手で構成される見込み
キューバプロ野球選手協会は15日(日本時間16日)、米フロリダ州マイアミで会見を開き、同協会の設立を発表するとともに、他国に亡命したキューバ出身選手でチームを結成してWBCなど国際大会の出場を目指すことを正式発表した。主にMLBでプレーするキューバ出身選手で構成される見込みで、国内リーグの選手を招集する予定はないという。キューバ地元紙「ペリオディコ・クバーノ」が伝えている。
このプロジェクトの後援者の1人になっている元MLB投手のオーランド・ヘルナンデス氏は、キューバ国内でプレーする選手に多くの敬意を抱いているが、今回のチームは母国を離れた選手が対象になると明かした。弁護士のサンティアゴ・アルピサル氏によると、今後はチーム結成に必要な承認を得るためにMLBや米国政府に働きかけていく。
現時点で複数の現役キューバ出身メジャーリーガーがチーム加入に前向きな反応を示していることが知られている。キューバから他国に亡命した選手は、MLBにはヤンキースのアロルディス・チャップマンやアストロズのユリエスキ・グリエルら数多くいる。NPBにもロッテのレオネス・マーティンや中日のダヤン・ビシエドらが所属。キューバ出身選手による“ドリームチーム”が結成されるか、注目される。
(Full-Count編集部)