鈴木誠也はカブスに「フィットする」 総額118億円は球団史上5番目の大型契約に
カブス番記者「どのロースターにもフィットする」
広島からポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指していた鈴木誠也外野手が、カブスと契約合意したと複数の米メディアが報じた。MLB公式は「5年契約に合意」と伝えた。
カブスは近年、ダルビッシュ有やクリス・ブライアント、アンソニー・リゾ、ハビアー・バエス、クレイグ・キンブレルといった中心選手を放出してきたが、ジェド・ホイヤー球団編成本部長は、現在も完全な再建ではなく“競争”を試みつつ、将来的に「次の偉大なカブスチーム」を築いていくプランを強調している。そのためMLB公式は「スズキはこの球団のアプローチと予定にフィットする」とした。
米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」ではMLB番記者が座談会を行い、鈴木に反応。カブス番のサハデブ・シャルマ記者は「スズキは噂によると5ツールでゴールドグラブ賞レベルの守備力がある外野手で、どのロースターにもフィットすると言われている。しかしカブスとの契約を本当に完璧な結婚にしたのは、その年齢と価格だ」と語った。
ニック・カステヤノスやクリス・ブライアントを獲得するよりもかなり安く、明らかなプレーオフ候補とは見られていないものの、その争いを目指すチームに「フィットする」と断言。現在27歳で、有望株が上がってくると期待される2024年に全盛期を迎えている可能性に言及した。
また米メディア「NBCスポーツ・シカゴ」は、5年契約で総額8500万ドル(約100億5000万円)と報じられている大型契約について「球団史上5番目に大きい額」であると報じた。
ここ数年は支出削減に乗り出していたが、契約にこれだけの金額を使うのは4年ぶりだという。ポスティング料の1462万5000ドル(約17億3000万円)と合わせると5年9962万5000ドル(約118億3000万円)となり、カブスが1人の選手に対して行った契約の中で5番目の金額となるという。なお4位はダルビッシュ有投手(現パドレス)の6年1億2600万ドル(約192億3000万円)となっている。
(Full-Count編集部)