デグロムは「人間じゃない」　258日ぶり実戦での“無双投球”が「エゲツな…」

昨年7月8日以来の実戦で、2回1安打5奪三振無失点だった

■メッツ 2ー0 アストロズ（オープン戦・日本時間23日・ポートセントルーシー）

　昨季途中に故障離脱したメッツのジェイコブ・デグロム投手が22日（日本時間23日）、アストロズとのオープン戦で復帰登板。2回を1安打5奪三振無失点だった。2018、19年サイ・ヤング賞右腕が見せた圧倒的な投球に、ファンから「インクレディブル」「見ていて本当に楽しい」など称賛コメントが寄せられた。

　デグロムは昨季、15試合で7勝2敗、防御率1.08の成績を残したが、7月7日（同8日）の登板を最後に戦線離脱。7月18日に右前腕の張りで負傷者リスト（IL）入りし、8月に60日間へのILと移行された。258日ぶりのマウンドとなったこの日は初回にいきなり3者三振。2回先頭に二塁打されたが後続3人を打ち取った。AP通信によると、33歳右腕は「正直緊張したが、マウンドに上がって全く問題なかったので本当に安心した」と振り返った。

　球界最強右腕が見せた復活投球。「ピッチング・ニンジャ」の愛称で知られる投球分析家ロブ・フリードマン氏が投球映像を自身のツイッターに投稿すると、ファンから「インクレディブル」「見ていて本当に楽しい」「デグロミネーター（デグロム＋ターミネーター）」「この男は人間じゃない」「デグロム、エゲツな……」といった声があがった。今季も“無双投球”が期待できそうだ。