貧打が課題も…中日が1位、巨人はBクラス転落 山本昌氏がセ・リーグ順位予想
巨人は4位、昨季11勝高橋&9勝戸郷は「信頼されていない降板の仕方が…」
巨人はBクラスの4位と予想。「もちろん強いチームでありますよ」と言うように、坂本、丸、岡本和を中心とした打線は強固。その一方で投手陣は「菅野くんにかかる負担が大きいかな」と見る。昨季11勝の高橋や9勝の戸郷も「まだベンチから信頼されていない降板の仕方が多い」と指摘。中継ぎ、抑えも明確に固められていない現状にも触れた。
5位にした広島で注目するのは、やはり鈴木誠の穴をどう埋めるか。山本氏は、“カープの過去”にも目を向ける。江藤智、金本知憲、新井貴浩らの名前を挙げ「FAで主力が出て行っても、カバーする選手が必ず出てくる伝統のあるチーム」と言う。確かに小園や坂倉、林ら生きのいい若手が台頭し始めているのは確か。「ただ、まだ計算が立っているとは言えないので、一応5位に」と予想した。
DeNAは最下位予想だが「打線はNo.1」。上位浮上のカギとなるのは、やはり投手陣。「今永くん、浜口くん、東くんが揃ったことがない」と、代わる代わる離脱する先発左腕たちの状況を懸念する。加えて、リリーフも完全に固まっているとは言えない状況。「だからこそ、ピッチャーが頑張ったら、横浜スタジアムであの打線は怖いですよ」と語った。最後に「本当はどこも上位にしたい」と強調した山本氏。「(予想が)当たる人なんていないよ」と苦笑した。