「打てようが、打てなかろうがいい」 鈴木誠也がメジャーデビュー戦で求めるもの
「本当にいい状態で体もコンディションもいい感じできている」
これがよく分かるのが、22日(同23日)のライブBPだった。昨季ブレーブスで11勝を挙げた技巧派左腕のドリュー・スマイリーに、チェンジアップで空振り三振を喫しているが、その打席では、速球を交ぜた5球のうち3球のチャンジアップにタイミングが合っていなかった。見送り、ファウル、そして空振り。いずれも体勢を崩されていた。
ボールカウント、走者の有無など、いくつもの違う状況の中で狙い球、振るべき球も変わってくる。そのすべての対応が、鈴木が求める「課題」であろう。
「こんなに早く試合に出られると思っていなかったので。いろんな人にサポートをしてもらって、いい環境でやらせてもらっているんで。本当にいい状態で体もコンディションもいい感じできているので。楽しみです」
こう発してから2日後に迎える、初実戦。
敵を相手にアドレナリンが分泌され、熱狂的なカブスファンの視線を受ける本拠地でのデビュー戦で、鈴木誠也の一コマ一コマを注視したい。
(木崎英夫 / Hideo Kizaki)