元オリ助っ人が続ける“日本選手との交流” 開幕前にラオウに送った助言とは?
ジョーンズ氏「当時の選手たちに今もアドバイスしている」
昨季までオリックスに2年間在籍したアダム・ジョーンズ氏が23日(日本時間24日)、野球慈善団体「ベースボール・アシスタント・チーム」の仕事でエンゼルスのキャンプを訪問。Full-Countなどの取材に応じ、昨季パ・リーグの本塁打王に輝いたオリックス杉本裕太郎外野手の“覚醒”をサポートし、現在もアドバイスを送っていることを明かした。
大学、社会人を経て2015年ドラフト10位でオリックスに入団した杉本は、2020年までの在籍5年間で9本塁打。ところが、昨年は32本塁打をマークして本塁打王に輝いた。そこにはメジャー通算282本塁打を記録したジョーンズ氏のサポートがあったようだ。「私は彼の打撃コーチだった。彼の“ポジティブ・コーチ”なんだ」と語るジョーンズ氏が、実際に杉本に話したことの一端を明かしてくれた。
「考え方をアドバイスした。初球を恐れずに振っていくこと。球がワンバウンドしてもそれはそれで。3ストライクあるのだから、投手有利のカウントになっても恐れずに振っていくことだよ」
現在も助言を送っているという。「当時の選手たちに今もアドバイスしている。スギモトはテキストメッセージを送ってくれている。彼には『ストレスをため過ぎるな』と伝えたよ」。日本での生活は「アメージングだった。家族とともに素晴らしい時間を過ごした」と振り返るジョーンズ氏。日本を離れても昨年までの同僚との交流は続いている。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)