広島商が新型コロナ9人陽性で2回戦辞退 26日に対戦予定の大阪桐蔭は不戦勝に
大会中のPCR検査において9人が陽性判定
第94回選抜高校野球に出場し初戦を突破した広島商が25日、今大会を辞退することが決まった。大会中のPCR検査において宿舎に滞在していた35人中9人が陽性判定が出たという。26日に予定されていた大会8日第3試合の対戦相手だった大阪桐蔭は不戦勝となった。
広島商は24日に1回戦勝利校を対象とした大会中PCR検査(1回目)において、同宿者35人中9人が陽性と判定された。その後、25日午前に医療機関で診察を受け、PCR検査を実施したところ、9人全員が陽性され、学校長から辞退の申し出が大会本部にあったという。
23日に行われた丹生(21世紀枠)との初戦では22-7で大勝。打っては16安打22得点と打線が爆発し、投げても4投手の継投で逃げ切った。同校の甲子園勝利は2002年春以来、20年ぶりだった。
大会主催者の日本高野連、毎日新聞社は「主催者として新型コロナウイルスの感染拡大予防に細心の注意を払いながら、関係者の皆さまと協力して大会運営を進めてまいりました。広島商業高校が大会途中で出場辞退の決断をされたことは非常に残念です。何より、広島商業高校の皆さん、同校を支えてくださっている関係者の皆さまの心情を察するに余りあります。第94回大会は全日程の後半にさしかかっていますが、勝ち残った出場校の皆さんが最後まで安心して実力を発揮できるよう、万全を尽くしていきたいと思います」とコメントを発表した。
(Full-Count編集部)