大阪桐蔭・西谷監督、広島商の辞退に悲痛 「予想していなかったため動揺しています」
26日の2回戦で対戦予定だったが、不戦勝で準々決勝に進出
第94回選抜高校野球に出場する広島商が25日、9人の新型コロナウイルス陽性者が出たため辞退することが決定。これを受け、26日に予定されていた2回戦の対戦相手だった大阪桐蔭の西谷浩一監督がコメントを発表。「いたたまれない気持ちになり、かける言葉も見当たりません」などと心境を明かした。
24日の1回戦で3-1で鳴門を破った大阪桐蔭。広島商との2回戦に向けて準備を進めていたところで受けた「不戦勝」の報に指揮官も戸惑いを隠せないようだ。発表されたコメントは以下の通り。
「予想していなかったため動揺しています。先ほど広島商の荒谷忠勝監督から、新型コロナウイルスの感染者が出たため、出場を辞退する旨の連絡を電話で受けました。広島商の選手たちのことを思うといたたまれない気持ちになり、かける言葉も見当たりません。荒谷監督からは『ぜひこのあとも頑張ってほしい』と言葉を頂きました。私としては『こんな大変な時にご連絡を頂きまして』としか返すことができませんでした。広島商の思いを背負いながら、次戦への準備をしていきたいと思います」
(Full-Count編集部)