大谷翔平は「何でも世界記録を狙っている」 昨季同僚右腕が明かす合同トレ秘話
ジャイアンツのカッブが大谷翔平に2四球を献上「デンジャラスなアニマルだ」
■ジャイアンツ 6ー1 エンゼルス(オープン戦・日本時間28日・テンピ)
前エンゼルスでジャイアンツのアレックス・カッブ投手は27日(日本時間28日)、敵地・エンゼルスとのオープン戦で先発登板し、4回途中1安打無失点と好投した。ただ、1番・大谷翔平には2打席連続四球を献上。「ボール球はしっかり見送り、打つ時はアグレッシブ。デンジャラス、デンジャラスなアニマルだ」と語った。
大谷は前日26日(同27日)の敵地・ホワイトソックス戦で初回先頭打者弾。右腕ベラスケスの初球カーブを右中間へ運ぶプレーボール弾だった。「昨日のカーブを打ったところを見たらカーブを投げるのは怖かった」と苦笑い。際どい球も見送り、「我慢強いよね。シーズン中のつもりで抑えようと思ったけど、結構良い球も見逃された。自信を持っているように見える」と語った。
オフにアリゾナ州内で合同で2、3週間ほどトレーニングしていたという。「選手としても人としても見ていて楽しい。やること何でも世界記録を狙っているんだ。大げさに言っているんじゃないよ。実際、『世界記録はなんだ』って尋ねてきて、それを破ろうとしていたんだ」と打ち明けた。
昨季終盤は「みんなと良い関係、良い友情を築けたと思う」とエンゼルス残留を望んでいた。大谷について、「あれだけのスキルとメンタリティを持っていて、生まれ持った体、細部への注意力もある。やること全てがデンジャラスな組み合わせだ。(大谷と別リーグの)ナ・リーグに行きたいと思った理由の1つだよ」。元チームメートも敬意を持っている。