松坂大輔育てたシニアに「待て」のサインがない理由 80歳の総監督が貫く“信念”

全国にOBの高校野球指導者が11人

 あと箕島高校の尾藤(公)さんにも教えを乞いたいと手紙を出したら、是非おいでくださいとお返事をいただいて、和歌山まで足を運んだこともありました。練習を見学させていただいて、高校野球の強豪校というのはこういう練習をしているのかと、大変勉強になりました。そういう当時の強豪高校の監督さんから野球を教わって、小学生、中学生に通用するように応用して、私なりの指導法ができていった感じですかね。

 おかげさまで、ウチの出身者には高校野球の指導者をしているのが11人もいるんです。関東一高の米澤(貴光)監督、長野の都市大付属塩尻高で監督をしている長島(由典)と部長の佐久間(和人)、北海道の北照高で部長をしている大河(恭平)、小岩高の茶川(剛史)もそうです。

 私はウチの出身者がプロ野球選手になるよりも、指導者になってくれたほうがうれしいんですよ。彼らの野球の原点には江戸川南リトルでの指導があって、私たちが教えたことを、受け継いで広めてくれているんですからね。

○有安信吾(ありやす・しんご) 1941年、東京都葛飾区出身。江戸川リトルシニアでコーチとして少年野球指導を始め、1984年に江戸川南リトルシニアを創設し総監督に就任。全日本選手権大会優勝3回、全国選抜大会優勝4回、リトルリーグ・ワールドシリーズに2回出場し、2010年には世界一となった。教え子に松坂大輔、小谷野栄一など多数のプロ野球選手がいる。

(石川哲也 / Tetsuya Ishikawa)

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