なぜ元大洋の盗塁王は「花栽培の講師」に? 癒し届ける引退後の“豊かな人生”
4月22日にラベンダー講座から派生したトークショー、その他にも多趣味な屋鋪さん
ラベンダーのみならず、山野草の栽培にも乗り出し、昨年6月には会員約50人の「横浜山草会」に入会した。「僕が特に好きなのは、秋から冬にかけて花弁が“大”の字に咲く大文字草。真夏には鷺草、秋にはリンドウや桔梗が咲くのが楽しみです」と興味の範囲は限りなく広がる。陶芸も趣味で山野草を植える鉢も自作している。
もともと鉄道に造詣が深いことで知られ、現役引退後に2006年から7年2か月をかけて、全国を巡り保存されている蒸気機関車600両以上を撮影した、超人的な“撮り鉄”。「いま逢いに行ける蒸気機関車 遥かなる鐵路」(日本写真企画)などの著書がある。ジオラマ制作の名人としても有名だ。さらに、真っ白な磁器に絵付けを行う「ポーセラーツ」にも手を伸ばす。「いいなと思ったら、飛びついてしまう性格なのです」と笑う。
本職といえる野球でも、週に3度は野球塾で小学生などを指導。都内の電子部品商社「ソレキア株式会社」の野球部(軟式)監督にも就任した。これでは体が空く日がなさそうだが、表情は明るく、人生をエンジョイしていることが伝わってきた。
○プロフィール
屋鋪要(やしき・かなめ)1959年、大阪府生まれ。三田学園から1978年、ドラフト6位で横浜大洋(現DeNA)に入団。俊足巧打、スイッチヒッターの外野手として活躍。86~88年は盗塁王。84~88年はゴールデングラブ賞を受賞。94年に巨人に移籍し、同年の日本シリーズに貢献。現役引退後は巨人のコーチや野球解説者としても活躍。「よみうりカルチャー」横浜校でラベンダー教室の講座を持つ。4月22日午後6時30分からトークショー「やはり野球はオモシロイ」を横浜新都市ホールで開催予定。
屋鋪さんは4月22日には横浜そごう9階新都市ホールで、トークショー「やはり野球はオモシロイ」を開催する予定で、オンライン受講も可能。詳細は以下の通り。
【会場受講】
参加費4400円(会員3850円)
横浜そごう9階・新都市ホール(自由席)
【オンライン受講】
参加費3300円
【講座の問い合わせ先】
よみうりカルチャ―横浜(045-465-2010)
https://www.ync.ne.jp/yokohama/2022/02/422-.php