近江は前日170球完投の山田が先発、「球数制限」まで116球 選抜決勝スタメン発表
前日30日の準決勝では、左足に死球を受けるも延長11回完投
第94回選抜高校野球大会は31日に阪神甲子園球場で決勝が行われ、近江(滋賀)と大阪桐蔭(大阪)が激突する。スターティングメンバーが発表され、代替出場から滋賀県勢初の優勝を目指す近江は、エースの山田陽翔投手(3年)が「9番・投手」で先発する。
山田は前日30日の準決勝・浦和学院(埼玉)戦で左足に死球を受けながら、延長11回を170球の熱投。試合後の診察では「左足関節外果部の打撲症」と診断されていた。初戦から4戦連続完投中の山田だが、大会には「1週間500球以内」の球数制限がある。25日の2回戦から1週間、この間に384球を投げており、投げられるのは116球までとなる。
対する大阪桐蔭は、1試合6本塁打の大会タイ記録を含む7本塁打と強打を誇る。準々決勝、準決勝で2戦連続2桁安打2桁得点の勢いそのままに、4年ぶりの春頂点を狙う。2年生左腕の前田悠伍投手(2年)が先発。大会タイ記録となる8打席連続安打をマークするなど、ここまで打率.714の丸山一喜内野手(3年)が4番に座る。